蓮の花

当院は、「動物と飼い主様と私たちの絆を、大切にしたい」と考えている一般診療全般を行う動物病院です。(あわせて、こちらもご覧下さい ⇒ 子犬・子猫を飼い始めたら、すべき事

それは開院当初からの『ずっと変わらない考え』です。動物病院をスタートした当初は、今よりもっと狭い診察室が1つ、長いすが2つ有る程度で、駐車場にも1~2台しか駐められない状態のそんなアットホームなこぢんまりとした動物病院でした。(今もその気持ちは、全く変わりません。)ずっとそこで一生やっていくつもりでした。

しかし、しっかり向き合って診療していくうちに、どうしても待合室には入りきれず、駐車場にも駐められない事態が発生してしましました。

私たちを頼ってきて下さる飼い主様、そして動物たちのために、もっと快適な空間が必要。

そう考え、当時の一般的な動物病院と比較して、待合室の空間をめいっぱい確保し、ゆったり待てるスペースを作りました。さらに当時では駐車場5台と言うのはかなり多い方でしたが、それに加え、駐車場への入れやすさや一部ではありますが乗り降りの際に雨に濡れない配慮など、女性目線で設計しました。現在はさらに、駐車場を3台分借りております。

そう言う考えで病院を移転し拡張させていただきました。しかしながら残念なことに、当時は冷ややかな目で見る方も多く、「儲かっているんだ」とか、「もっと患者を獲得したいんだ」と言うような、私たちの気持ちとはかけ離れた事を言われたこともありました。嫌がらせもありました。すごくすごくつらかったですね。

今どきの素敵な雰囲気の動物病院とは、たぶん違うのではないかと思います。昔の良き時代の人間関係を残していきたいと考えています。そのため、時間短縮などの利便性やドライな関係だったり、安価な診療を求められている方には、とても不便な動物病院かと思います。また、こう言う動物病院がなかなか見られないので、戸惑われることでしょう。私たちは常に新しいことに挑戦し続けています。矛盾しているようですが、時代逆行と言う普通でないことが、新しい取り組みだとも思っております。そのため、普通を求め、漠然とした期待を持たれ来院されると、ご迷惑をおかけしてしまうかもしれません。

なぜ欠点になるかもしれないような事まで、全てさらして書くのか?一番は、結果『期待外れになってしまい、飼い主様にもご迷惑をおかけしたく無い気持ち』なのです。私たちも皆様のためにできる限りですが頑張っていきたいので、あえて悪いところ、ダメなところも書きつつ、私たちの目指しているものをまとめてみました。病院探しの際のポイントにしていただけたらと思います。(それでも選んでいたら、とても嬉しいです)

そんな中で、既に書いていることに対して改めて「なぜ出来ないの?」と強く言われてしまうと、正直どうして良いか戸惑ってしまう場面もあります。「待ちたくないから、昼休みに来たい」(昼休みは手術をしていたり、業務中に出来ない仕事をしたり、スタッフへの労働待遇改善のための時間です)「どの時間だったら待たずに済むの?」(混雑が少なさそうな時間という質問ではなく、待ち時間ゼロが前提の質問です)と言ったお声もあったり、可能な限り、待ち時間の分散の努力や提案はさせていただいておりますが、全く裏目に出ることも多々あります。私たちにとっても、待合室に誰もいらっしゃらないことも本当に多いので、「本当に分散出来たらご迷惑をおかけしないのに・・・」と思います。だから、出来るだけこちらからも提案をさせていただくのです。
そんな中で絶対的な約束(待たずに診察をして欲しい)を求められるケースもあります。それでは病院が成り立ちません。みなさん待ちたくないのは、同じだからです。

今の時代、全ての方に支持されるような素敵な動物病院もたくさんあります。しかし、当動物病院はそうでは無いかもしれません。ただ、間違いなくこういった一風変わった動物病院を必要として下さる方も、たくさんいらっしゃるのです。


  1. 動物福祉を尊重します。
  2. 飼い主様との絆を大切にします。
  3. 低料金を最優先とした診療はしません。
  4. 診療時間短縮に努力はしておりますが、みなさまのご理解とご協力に感謝しております。
  5. チームワークを円滑にし、常に、当院の業務を見直すための努力をします。
  6. 一次診療に徹します。

体力の限界があるのに、気持ちだけ先走ってダウンしてしまうこともあります。なので、自己管理しながら出来る限りで、頑張ります。

1.動物福祉を尊重します

当院では、動物福祉を常に考え、診療や治療の提案をさせていただきます。

動物愛護ではなく、ファイブフリーダムズ(Five Freedoms)の観点から診療をし、説明をさせていただきます。
(ファイブフリーダムズは、獣医行動学のセミナーを受ける際、必ず説明を受ける理念です)

また、スタッフもいっしょに福祉の勉強をしております。

そのような観点から、飼い主様にとっては聞きたくない内容であっても、獣医師として動物病院スタッフとしての使命を全うするために、可能な限り伝える努力をしていきます。人に嫌な顔をされるかもしれないことを伝える仕事は、結構つらいものですが、それをしないと、動物が犠牲になります。

動物行動学を取り入れ、飼い主様がもっと動物たちと仲良く出来る方法や、動物病院嫌いを防ぐ努力などを、皆様といっしょに頑張っていく動物病院であることに努めます。

動物福祉も積極的に医学的理念であったり、根拠有る知識を取得し、常に更新して参ります。そして、発信していきます。

2.飼い主様との絆を大切にします

かかりつけの患者さんで、その子の性格を含めた基本データーがあり、飼い方や管理、飼い主様の家族構成や生活パターンをある程度把握しているケースでも、原因に到達するまでに苦慮することも多々あります。

さらに、当院に来られても来院頻度が少なく、お目にかかるチャンスが少ない飼い主様では、お互いをどれだけ理解し合えているかを把握しにくく、診断や治療の提案に悩むものです。

医療従事者として正しい医療を提供するのは当たり前のことです。しかし当院は、その先の絆を大切にし、目の前の動物で困っている向こうに抱えている問題なども、少しでも支えられたらと思っております。それはホームドクターだから出来ることでもあります。

たとえば、人の介護をしながらの動物病院通いの方もたくさんいらっしゃいます。その状況で、出来ることをいっしょに考えていきます。しかしその中で、「動物だから」と言われてしまうと、動物福祉の観点から目を背けることが出来ないことも、しばしばあります。いろいろ複雑な事が絡む現場です。動物たちを同じ仲間として、出来る限りの事をいっしょに出来ないかと、考えています。

動物が病気になった時に、「もう大変だから飼いたくない」ではなく、「大変な時期も、あれはあれですごい思い出になったわ。また、タイミングが来たら迎えたい」と思えるように、私たちも未熟だからこそ、獣医療に限らず日々いろんな事を勉強しなくてはと思っております。

もちろん初めは『みなさんすべてが、初診の患者さん&飼い主様です!』
ですから、お気軽にお越し下さい。

そして、何か困った事態になって動物病院を探すのではなく、普段から来ていただきたいと考えております。

当院で診療可能な全種類の動物の飼い主様に、お願いしたいです。

転勤の多い方であっても、「福岡にいた、この時間をいっしょに共有出来たことが、良かったなぁ」と思っていただけるように、しっかり信頼関係の構築が出来たらと思っています。いっしょに頑張りましょう。

なので、子供の幼稚園を探すのと同じように「引っ越して来られたら、まず動物病院探し」という概念を持っていただけたらなと思います。

「ワクチンしか行っていないから」とたまに他院から転院される際に、その様な事をおっしゃる方がいらっしゃいます。本当はそれがかかりつけ医なのです。

ワクチンの時はこちらの病院、病気になってからはこちらの病院と言うのは、本当は動物にとっても飼い主様にとっても、全くメリットはありません。

むしろ損をしています。すごくもったいない事です。

さらに当院では、病気や予防とは関係なく、普段から気軽に来ていただける仕組みを作っております。普段から来られて信頼関係を築くことにより、本当に大変な事態の時に飼い主様の緊張も少なくなり、動物自身にそれが伝わるのも減らせます。そして、治療の道筋を見つける近道にもなると考えております。

また、たとえば二次診療施設に紹介したあとも、そこで任せっぱなしにするのではなく、支えていくのがホームドクターです。
治療には直接関係ないと思われる福祉の考えですが、治療に行きづまった時、飼い主様の心が疲れた時に、本当に助けになる理念です。

ホームドクターの大切さを伝えるのが、私たち清美どうぶつ病院の使命だと思っております。

3.低料金を最優先とした診療はしません

私もそうですが、もちろんお金に限りがある方がほとんどだと思います。ですから、ベストと言われる治療が全てとは、当然思っていません。

ただ、動物福祉の観点から、「動物の専門家としては、ここまではして欲しい」と考えることがあります。また飼い主様に分からないからと言って、コスト最優先の医療はしておりません。コストより可能な限り安全面を優先する診療を取り入れております。

コストとその結果のバランスを取りながら、また当院ではジェネリック医薬品ではなく、可能な限り先発薬を取り入れる努力もしております。もちろん、ジェネリック医薬品もたくさん使っております。

4.診療時間短縮に努力はしておりますが、みなさまのご理解とご協力に感謝しております

短時間で良質な診察をもちろん目指しております。日々努力しております。「1秒を大切に」がスタッフ間の合い言葉です。それは、必要なことを省くのではなく、無駄を省くと言う事。

言葉を話さない動物だからこそ、飼い主様のおっしゃることだけで診断をしてはなりません。本来の問診は、とても時間がかかる作業です。それは大学時代の授業でも言われる事ですが、どうも現場に出ると理想と現実(時間短縮優先)と言う事から、きちんとした問診を取らなくなってしまうようです。

当院では、多くの勉強会に参加することで、常に獣医療の原点を見つめ直し、可能な限り見過ごさないようにする努力をします。

しかし医療従事者であっても、ひとりの人間である以上、100%完璧に遂行する事は無理なことです。歩いていて何もないところでつまずいたり、忘れ物をした事が無い人がいないのと同じ事です。ただ以前にそのような説明をしたところ、「私は絶対にそんなことはない」という飼い主様がいらっしゃいました。私はそれらを努力や工夫でカバーしています。あくまでも私の考えですが、エラーやミスが100%無い人間など居ないはずなのです。先生自身が自覚していないのか、隠しているのか分かりませんが。

多くの飼い主様の「医療は100%安全なもの」というような漠然としたイメージから、近年たまに耳にする飼い主様とのトラブルに繋がっているのではないかと思います。飼い主様側にも、先生を疑って欲しいと言う意味ではなく、いっしょに寄り添って考えていただくことで、獣医師側のミスを防ぐことも多々あります。「分からない、分からない」と言うのではなく、理解しようとする努力。そして揚げ足ではなく、積極的に質問することで、気持ちの行き違いや溝を縮める努力をしていただけたらなと思います。

そんな優しい気持ちでの二人三脚で、目の前の動物たちのために、いっしょに頑張りませんか。

つらい闘病生活の中でも、みんなでいっしょに頑張った達成感から、「あー飼って良かったな」と思って下さる飼い主様もたくさんいらっしゃいます。

もちろん病気を『絶対に』きちんと見つけますとお約束は出来ません。人間の専門病院でさえ、きちんと言葉で伝えているにもかかわらず、診断ミスは日常茶飯事なのです。獣医師の中ではよくそういう事が話題に上がります。ミスを認めている訳ではないですし、悲しいですがこれが真実であり限界でしょう。分かるからこそ、医師を責め立てる獣医師は、少ないのではないでしょうか。また、人間の看護師さんも、そういう事に納得して下さる方がほとんどです。知識があるからこそ限界をお分かりなのだと思います。

もちろん、可能な限りそれを無くすための努力をさせていただきますし、私で分からないことは、周りの先生方の手を借ります。その一つとして大学病院への紹介も含まれます。

そのような診察をしているので、時間がかかってしまい、多大なご迷惑をおかけしております。

また、本来であればもう少しスタッフを確保したい所です。私が受付業務や検査機器の操作をすることも日によってはあります。その分診察に入ることが出来ません。
ただ、人数がそろえば良いものでもなく、私たちの理念とスタッフの考えが一致しなければ仕事を続けるのも苦痛になりますし、いっしょに良質な医療を提供するという理念から外れます。ささいなミスが増え、逆に飼い主様にご迷惑をかけっぱなしの時期もありました。そう言う理由からも、少しずつ改善しつつありますが、みなさまにはまだまだご迷惑をおかけしております。

長いおつきあいの方は、その点をご理解いただけている方がほとんどで、多くの点で飼い主様にはご不便をおかけしております。

5.チームワークを円滑にし、常に、当院の業務を見直すための努力をします

開業して数年たった頃の獣医師の勉強会で、「エコーの描出の練習をする時(診察とは違い、時間外に勉強のため自分の所のわんこやにゃんこでの練習という意味)に、スタッフに保定のお願いをするのは、しにくいですよね」と講師の先生がおっしゃっていました。当時その意味が全く分かりませんでした。

月日が流れ、「なるほど、そういう事なんだ」と言う事が分かる時期がしばらく続きました。スタッフに気を使い、なかなか「間違っていることを間違っている」と言えない時期がありました。

現在のメンバーは皆、風通しがとても良く、よりよい業務改善のためディスカッション出来る仲間です。何かを頼むのもみんな快く手伝ってくれます。そのため、いわゆる「怒られている」わけでなく「何がいけなかったのか(どうしてそのミスが発生したか)、その時どうすべきだったか、今後どうしたら防ぐことが出来るか」などといったステップで、毎回、自問自答しながら成長してもらっています。

「飼い主様にとっては、大したことが無い内容であっても、そこを突き詰めてやっていかないと出来ない仕事が、医療である」と当院では考えております。
もしかしたら人によっては、たいしたことない事でいちいち注意しているかのように映るかもしれません。ただ、ちょっとした言い回しで、全く逆に伝わることが多々あるのが、この現場です。そこを大切にしないと医療ミスに繋がったり、勘違いに繋がることなのです。すごく神経を使っています。そのため日常生活とは違った時間軸が流れている現場だと言う事に共感していただけると、私たちにとっても、励みになります。
人間の看護師さんなどの医療従事者が、当院には飼い主様としてたくさんいらっしゃっていて、そう言う方は、こう言う事に強く共感して下さいます。本当に元気をいただいております。

そういった微調整を、診察と平行してさせていただきます。「あとで」だと忘れてしまいますし、「一度診察室を出て外で話をする」と診察が進みません。みなさんの目に映っているより、一度に頭の中でも複数のことが同時進行し、覚えていることが出来ないくらいフル回転の仕事です。特に保定に関してはその動物によって違いますし、その場で「こうやって欲しい」と伝え、経験を積んでもらわないといけないものです。スタッフのスキルアップのために、ご協力いただける飼い主様の温かく包んで下さるお気持ちに、日々感謝しております。なので随時、業務改善のための微調節をさせていただきます。

こうやって説明させていただきましたが、感じ方は皆様それぞれですし、このような内容が理解出来なかったり、不快に感じる方もいらっしゃると思います。

6.一次診療に徹します

動物病院のほとんどが一次診療です。近年人間で言われる総合診療医に当たるのではないでしょうか。
人間の病院でも内科や皮膚科など専門分野であるにもかかわらず、診断や治療に苦慮するような病気の場合は、次の病院に回すのは当たり前です。人間の場合は、今の時代は内科や皮膚科が一次診療でしょうが、動物の場合は、その部分は二次診療に当たります。もし人間の総合診療医が一般的に普及すれば、今ある内科や皮膚科のような専門科は、動物のように二次診療になって行くことでしょう。

ただ現状では、人間の普通の病院の手前の仕事をしているのが、動物病院のイメージと思っていただいた方がわかりやすいでしょうね。その様なことを言うと、獣医師がレベルが低くダメのように映りますが、獣医師はほとんど全科を網羅します。人間の眼科に行って歯科を見てもらえませんが、動物病院では、だいたいのことが可能です。人間のお医者さんは縦に深くて、獣医師は横に広いイメージです。総合の面積は人それぞれでしょう。そもそも全く違った分野の人のお医者さんと獣医師を比較するのがナンセンスですけれどね。

その様な状況ですが、獣医師の場合は昔からの風習がまだ抜けず、全てを抱え込む傾向にあります。無理をして、二次診療レベルの深い部分を抱えて治療されている病院が多いのも現実です。また抱え込まない動物病院を、獣医師同士が悪気無いとは思いますが、ダメと言っている世界です。とても残念です。私たちが卒業する頃に、「獣医師の世界も、もうすぐ専門医に分業していく」と言われてはや二十数年。一部の専門医が出てきたものの、その世界からは、まだまだかけ離れています。

一次診療をしながら得意分野を伸ばし、二次診療をされる病院も、もちろん増えてきています。

  1. ホームドクターとして普段の予防や健康管理、そして動物の行動や適切な飼い方指導に徹する。(獣医療はもちろんですが、動物行動学の専門的知識を勉強している獣医師が、させていただきます)
  2. ささいな徴候を見過ごさず、できる限りの診察をする。
  3. しかし、その診断自体に少しでも疑問がある場合は、詳しい先生のアドバイスを受ける。
  4. 二次診療施設に紹介したあとも、患者さんのフォローを一緒にしていく。

これが、真のホームドクターだと私は思うのです。

一つの病院で何でもしてもらえるのが当たり前だった時代から、今は、たくさんの病気も分かってきて幅広い知識が必要とされます。そのため、全てを対応出来るようなスーパードクターは、ごくごく稀です。

ホームドクターとして、健康管理、動物との正しいつきあい方(動物病院勤務での何となくの経験からの指導ではなく、今までの経験に加えしっかり獣医行動学を学んでいる最中です)や、予防管理を提案させていただきますが、外科出身ですから、普通に手術(整形外科を除く)はします。避妊・去勢手術の傷の仕上がりはとてもきれいだと、多くのお褒めのお言葉をいただいております。それは人間の看護師さんなどで、実際の傷を普段のお仕事でも見ている方々からのお言葉です。

また、診断に悩み様々な動物病院の先生に相談することがありますが、その時に「正常の範囲じゃない?大丈夫じゃない?」と言われるような症例にしばしば遭遇します。しかし、それでも何かが心に引っかかり気になる性格が功を奏して、早期発見出来る事もあります。

最後に

このような特徴の動物病院なので、時間はかかるし、面倒かもしれません。繰り返しになりますが、ドライな人間関係と利便性が優先順位に上がる方にとっては、好ましくない動物病院だと思います。

是非、当院を選んで下さい!と胸を張って言えれば良いのでしょうが、動物福祉と飼い主様サービスを両立するのはなかなか難しいものです。

動物のプロである私たちが、利益優先で、飼い主様にとって不都合になる事を伝えられなかったら、「誰がこの子たちを守るのでしょうか」「福祉は、改善するのでしょうか」と言う気持ちが根底にあります。

殺処分0(ゼロ)と言われるこの時代だからこそ、殺処分を無くす事の前に、そこに送り込まれてしまうような子を減らすという、一見数字にも出ない事ですが、それを間接的にサポート出来るのが、私たちの仕事と考えます。

殺処分されなくてもネグレクトに近い飼い方は、結局同じどころか、それ以下なのです。

飼い主様の無意識の中に存在する意識に、働きかける仕事かもしれません。

だから、難しい課題です。

なので、ここに既に書かれている内容に関して、あえておっしゃらないで(書いたりもしないで)いただけたらと思います。
こうやってあえて私たち自身が自ら懺悔として、当院の足りない部分を情報として、公表、発信させていただいています。

近年、多くの動物病院が乱立している状態にも関わらず、こんな不便な動物病院なのに、当院がこうやってやっていっているのは・・・。

『多くの熱烈な飼い主様に、支えられている』からです。当院の飼い主様には、たくさん協力いただき、たくさん負担いただき、たくさん助けていただいています。当たり前なんて思っていません。本当にありがたいです。

お互いに思いやる心。これが”きずな”なのでしょうね。それに甘えることなく、頑張って参ります。

かかりつけの方は読まれないであろうページではありますが、この場を借りてスタッフ一同、お礼申し上げます。