動物福祉や様々な予防を伝えられる 諸外国や都心部にしかないような ≪次世代の動物病院≫を目指しています

行動診療(問題行動の診察)

ハスキー犬

行動診療(問題行動の診療)を行っている動物病院はまだまだ少ないですが、当院では定期的に獣医療のみならず、マッサージやトレーニングなどの講習会にも参加し、動物たちのストレス緩和のため、より新しい概念を取り入れながら積極的に診療しております。福岡県のみならず、他県からも診療に来られています。

そのため、特に問題行動が無くても、「正しい動物とのつき合いを学びたい」、「正しいしつけを学びたい」という飼い主さんが多数来院されています。問題行動は、予防が第一です。

(注釈:しつけという言い方はあまり好きではありませんが、分かりやすくするために書いております。)

問題行動の診察を希望される方へ

日本獣医動物行動研究会の「診察前調査票」統一様式フォーマットに、ご記入の上、ご持参下さい。

当院を始めて受診される方へ

記入の際の注意事項

  1. 今後の連絡のためのメールアドレスをご記入下さい。(フォームには記入欄がございませんが、大き目の字で、空きスペースにお願いいたします)
  2. 診察前調査票を記入の際は、なるべくていねいにゆっくり思い出して、ご記入をお願いいたします。用紙が足りない場合は、別紙を加えていただいてかまいません。
  3. 間取り図生活環境や周辺の写真なども添えていただけると、より効果的です。
  4. 身体検査、臨床学的検査を行っている場合は、血液検査など検査データーも添付の上、かならずご持参下さい。(紛失した場合は、再発行してもらって下さい。難しい場合は、再度こちらで検査することもございます)
  5. 問題となる行動の動画などを出来るだけ撮影していただけると助かります。iPhoneやiPadの場合は直接受け取れますが、Androidなどの場合は、USBなどパソコンで受け取れる形にしてご持参ください。
  6. 当院に初めてかかられる方は、こちらの問診票の記入もお願いいたします。

診察の流れ

  1. まず、お電話を下さい。(土日はご遠慮下さい)
  2. 紹介病院がない場合でも、診察は出来ますので、ご心配なさらないで下さい。紹介の場合は、紹介先の動物病院名を教えて下さい。(出来れば、そちらの先生からご一報お願いいたします。動物病院の先生は、下記の動物病院様へもご覧下さい)
  3. 上記の「診察前調査票」に、ご記入下さい。
  4. 調査票をご持参、難しい場合は郵送して下さい。その際に、メールアドレス(出来るだけメールの方が助かります)、電話番号などを、必ずご記入下さい。
  5. 追加質問がある場合は、ご連絡させていただきます。
  6. 調査票をこちらで解析した後に、診察に入ります。予約を入れて下さい。
  7. 初診時は(1~)3時間程度、診察に時間がかかることがございます。そのため完全予約制です。
    平日のお昼休みの時間に行っているため、午前の診療が混雑した場合、時間がずれる場合がございます。また、午後からの診察に差し支えますので、受付時間には間に合うようにご来院下さい。(あらかじめご理解いただいた方のみの受付となります)
  8. 再診の場合は、おおむね30分~2時間程度かかるケースが多いです。
  9. 午前の診療終了後にスタートさせていただきますので、午前の診療がとても混雑している場合は、待ち時間がかなり長くなることもございます。予めご理解いただけている方のみ受付しております。
  10. 行動診療の診察料(通常の診療費と別料金設定です)がかかります。病気の診察が入った場合は、別途診察料がかかります(薬やその他の治療にかかったものは別)
  11. 1回きりの診察で終わることはほぼなく、継続診療が必要です。
  12. 診察後は、再診の他に初めのうちは週に1回程度メールにてフォローアップの予定です。メールアドレスを必ずご記入下さい。(メールがない場合は、FAXでのやりとりになります)それらのツールがない場合は、直接再診にお越し下さい。
  13. 診察後は、次回の再診予定を入れていただきますので、スケジュールが分かる物をご持参下さい。
    (キャンセルは可能な限りなくご遠慮下さい。予約を受けられる件数に限りがあるため、振り替えが難しい場合が多々あります)

問題行動は、病的な要因で起こされていることもあります。その為、医学的検査が必要になる場合がございますので、カウンセリングだけではなく診察を行っております。また、薬の投与などが必要な場合は、随時血液検査も行います。当院で精査出来ない症例の医学的検査につきましては、当院が紹介させていただきます病院と連携(セカンドオピニオン)させていただく場合がございます。事前にかかりつけの動物病院様からお電話をいただけた場合は、そちらと協力させていただきます。

動物病院様へ

  1. 一般的に獣医行動学と言う学問はまだ広く浸透しておらず、一次診療を出来ると言う先生は、まだまだ少ないかと思います。私たちはその部分をフォローさせていただくため、日々情報の更新の努力をしている診療施設であります。そのため、二次診療施設ではないと言う事をお伝えさせていただきます。
  2. 繰り返しますが、当院は行動診療の一次診療施設ですので、行動診療の一次診療を行える動物病院様へのアドバイスを出来る立場では、ございません。獣医動物行動研究会でも、認定医以外においては、一次診療施設で出来る範囲を超えることが無いようにと、セミナーなどを通じて会から強く求められております。
  3. 行動診療の一次診療を行える先生で、セカンドオピニオンとして二次診療施設をご希望の方は、「米国獣医行動学専門医」、もしくは、日本獣医行動研究会の資格である、「設立認定医」、「認定医」、「認定医候補」の獣医師の所属する動物病院、または、「行動学を実施している教育機関(大学など)」での診療をお勧めいただいます。なお、2021年から認定の制度開始予定のプラクティショナーの資格においては、行動診療の一次診療が出来る動物病院の資格です。(試験未実施)
  4. 行動診療における投薬治療は補助的なものであり、カウンセリングとコンサルテーションが、最も重要となってきます。そのため、行動に関する診療と、行動に関するお薬の調整は、こちらに任せていただくことにご理解いただけると助かります。情報が必要な場合は、お電話などでおたずねください。
  5. 事前に使っているお薬などありましたら、その情報を教えてください。
  6. 行動診療につきましては、こちらで診察と継続的なフォローを行ってまいります。一次診療を行っているため、行動診療において特別にこちらから連絡することはなく、今のところは飼い主様を通じて必要情報をお伝えしております。もし、診療内容など質問がありましたら、電話などで質問していただければお答えいたします。
  7. 行動に異常をきたす可能性のある病気の除外診断を、当院で進める場合もございますが、すべてこちらで病気の除外診断が出来るわけでもありませんので、行動学以外の病気の精査のお願いをすることもございます。状況によっては、脳神経系の専門医への紹介などをかかりつけ医からお願いしていただく場合もございます。ご理解とご協力お願いいたします。
  8. 事前に、何かしらの検査を実施している場合は、そちらも併せて飼い主様にお渡しください。

料金

初回の診察

2時間まで:10,000円(税別)(以降、30分ごとに3,000円)
ただいま、延長の際も初回の際はこの範囲で行っておりますが、明らかに延長する場合は、追加料金が発生する場合も時によりありますので、ご理解お願いいたします。

おおむね初回は、世間話も交えながらのリラックスした状態でのじっくりと聞き取りが必要となり、また基本用語や考え方などの説明や、飼い主様の状況を把握しながらの提案となるため、微調整がとても必要となります。そのため3時間以上になることが多く、それらをふまえた設定です。

特に初回は、問診票のチェックが入るので、再診の2~3倍の労力が必要なため、このような設定とさせていただいております。

2回目以降(はじめのうち)

はじめのうちは、1~2週で再診を受けていただきます。

2時間まで

  • 2週間以内の再診:6,000円(税別)
  • 4週以内の再診:10,000円(税別)飼い主様都合で、どうしても間が空いてしまう場合は、フォローアップ(途中の無料相談)の対応も増えるため、こちらの料金となります。しかし、マメな調整が出来ないと言うデメリットがありますので、原則としておすすめしております。

飼い主様のお考えや家族構成や、生活の状況、価値観などの聴取がとても重要となるため、世間話や一見関係ないようなお話をしながら関係を築く場合もございます。そのためとても時間がかかります。(だだ、あまり脱線する場合は、こちらの判断で、方向をかえさせていただく場合もありますので、予めご了承下さい)

安定後

特に大きな変化が見られなくなり、2週間に1回程度のフォローアップで良いレベルになって来た場合は、再診のサイクルを伸ばしております。その診断をした上、ご相談させていただきます。

  • 1か月以内の再診:6,000円(税別)ただし安定期

フォローアップ

診察から次の再診までの間に、電話や専用のメール(診療開始時にお伝えします)で、フォローアップさせていただいております。速やかには返信しておりません。

今のところ、途中のフォローアップに関しては無料で行っております。その為、診察料、再診料にそれなりの料金をいただいております。しかし実際は、通常の一般診療と比べると時間当たりの診察料は、かなり格安になる計算です。

こちらで使うメールからの診療予約やフードなどの予約、行動以外の事に関する診察相談などは、他の飼い主さまとの公平性を保つために出来ません。それらの内容や急ぎで確認したい事柄につきましては、直接診療受付時間内にお電話ください。

電話やメールではフォロアップしきれないと判断させていただいた場合は、状況によっては、再診のサイクルを次の予約より早めさせていただくなどの提案をさせていただく場合もございます。

経過観察の報告書の事前提出がなく、診察の来院時にまとめて提出される場合は、診察前にそれらの精査をする時間が別途かかるため、それらのチェックにかかる時間によって、診察料とは別途に料金が発生します。

  • 15分以内:3,000円
  • 30分以内:6,000円

なお、短時間で精査するために、見落としや提案できる内容が制限される可能性も予めご了承ください。事前にお約束させていただいた期限までに提出いただけた場合は、じっくり思い返しながら、提案できる幅が広がると言うメリットがあります。

行動診療は、料金設定を見ると高いなと思われるかもしれません。しかし実際診療を行ってみると、これらの時間以外に準備することも多く、フォローアップにはとても時間を割きますし、トータルすると一般診療と比べるとかなりの格安になってしまいます。実際獣医行動学の専門医の先生方も、もっと高い設定にしていても、大変だとおっしゃっています。さらに私たちは、動物病院の施設を持っているため、それにかかる維持費もかかります。

獣医行動学のみならず、ドッグトレーナーさんたちが参加される有料セミナーなどにも積極的に参加し、スキルアップのための教育費用もかなりかけています。仕事としてと言うより、世の中の動物たちと飼い主様により良い提案を出来るためにという使命感で取り組んでおります。これらの事をご理解いただけた場合のみお受けしておりますので、ご理解お願いいたします。

お願い

  1. 問問題行動の診察や治療には、飼い主さんの協力が不可欠です。詳しい観察と実行により治療をすすめてまいります。可能な限り多くの情報を、お願いいたします。写真動画の撮影も有効手段になりますので、撮影にご協力下さい。
  2. 他の病気と違い、実際の治療は飼い主さんとの接し方が重要になります。その為、他の病気以上に、飼い主さんの努力が必要になる分野です。救うのは私たち獣医師やトレーナーさんではなく、飼い主様です。きっと道は開けると信じ、一緒に頑張りましょう。私たちが治すのではありません私たちは、みなさまのサポートをさせていただきます。
  3. 具体的なやり方のアドバイスや繰り返しのトレーニングが必要な場合は、トレーナーさんと連携して実践する場合がございます。(トレーナー費用は、別途トレーナーさんにお支払い下さい)ただし、体罰や叱責、チョークチェーン(スパイクがついていなくても、チョーク=絞めるタイプの首輪での訓練は推奨していません)などを使うトレーナーさんとは、当院の治療のやり方が違うため、上手くいかない場合がございます。その為、トレーナーさんによっては連携出来ない場合もありますので、あらかじめご了承下さい。【犬のしつけに使うチョークチェーンについて】もご覧ください。
  4. 診察の内容によっては、お受け出来ない場合もございます。
  5. 近年、他県からの診察依頼も増えてきております。原則として、対面での診察を行っております。現在コロナの緊急事態宣言など、移動を制限されている中で、どうやって診療を進めていくか模索中です。私たちもまだ答えがありません。ご相談ください。
  6. 私たちはとても小さな動物病院です。その為、出来ることに限りがあり、飼い主様にご協力をお願いすることがとても多いです。不都合だらけですが、その中で出来ることを、一緒に探していきましょう。

問題行動の治療には、遺伝要因、育った環境、発育時の栄養状態、基礎疾患、過去の経験(知り得ないことも含め)、現在の環境要因、家族(他動物も含め)構成など、ありとあらゆる諸々の要因が複雑に絡まっている場合があります。

その為、飼い主様自身の努力だけでは解決出来ない場合もございますし、すべての問題行動を解決出来るわけではありません。


当院は獣医行動学を正しく学び、常に最新の情報を取り入れる努力をし、適切なアドバイスが出来るように学びを続けている動物病院です。